免疫細胞による細胞傷害アッセイ

がん免疫研究においては、免疫細胞がターゲットのがん細胞にどのように影響するかを検証することが必要で、細胞傷害性免疫細胞によるがん細胞の殺傷アッセイは、細胞殺傷性を評価する方法のひとつです。SIEVEWELLを用いることで、免疫細胞とがん細胞の相互作用を追跡して評価できます。

NK細胞はK562細胞に対する細胞殺傷作用を有することが知られています。Calcein-AMを取り込ませたK562細胞と、CellBrite Redで細胞膜を染色したNK細胞株KHYG-1細胞をナノウェルに共存するように播種し、経時的なモニタリングを行いました。KHYG-1細胞によって傷害を受けたK562細胞がアポトーシスを引き起こし、Calcein-AMが流出して蛍光が消失する様子が観察されました。